課題
設計されただけの図面をどう魅力的なデザインにするか?
その課題に取り組みました。
通常設計業務というと確認申請業務に追われ、法的なことと安全性は十分に検討されますが、その建物が魅力的かどうかが検討されずに完成まで進んでしまうケースがよくあるのです。
私たちが行っているのは、建物をただ安全なだけでなくいかにそこに住みたいと思ってもらえるようにするか、それをデザインという手法で実現させています。
コンセプト
江戸後期、葛飾北斎が生涯を送ったとして葛飾北斎美術館のある墨田区。
近代建築と江戸文化の要素を東駒形の地に込めて。
外観(プラン)
バルコニー(プラン)
アプローチ(プラン)
アプローチ(プラン)
結果
その1 江戸の形をマンションの顔に取り入れる。
例えば『麻の葉模様』麻の葉をあしらった幾何学模様がバルコニーの先に上へ上へと上がるようなイメージでついていたらどうだろう。
建築物が柔らかな着物の素材に変化するように、江戸の文化を取り入れる。
その2 日本の伝統色を使う。
マンションに日本の伝統色を取り入れる。
例えば、なのはな色 菜の花が咲き乱れる黄色をアクセントに墨色の全体の中にうかぶような幸せの黄色を使う。
結果
建物の正面に麻の葉のモチーフつけ、黄色をアクセントにしたファサードはこの町を印象付ける存在になりました。
東駒形の地名に江戸の文化を残しながらどこか新しい風を吹かせています。
室内のインテリアにも "なのはな色" を
施工年 | 2019年 |
種別 | マンション |
業務内容 | デザイン |
所在地 | 台東区東駒形 |