コンセプトは Piazza Fiori ~花の広場~
課題と具体策
歴史ある病院ですが、周囲に新しい病院も出来てくるため、外のイメージをより現代風にアレンジしたい、という依頼がありました。
既存の建物は吹付タイルの単色なので、色彩を用いて外部からのインパクトを持たせると共に、病院の入り口までの動線を楽しいものにし、来院がときめくものに変わるようにデザインしました。
例えばイタリアでは路地があり、その先に広場があり、人々は自然と導かれて歩く街づくりの仕組みがあります。今回イタリアの街歩きのように、路地、広場を演出。ピアッツァ フィオーリはイタリア語で花の広場という意味です。その名のように、花が咲き乱れる楽しい広場を演出しました。
華やかに生まれ変わった外観と、奥へ奥へと誘われるアプローチ
奥へ誘導する道を路地に見立て、スタンプコンクリートで 石畳の演出を。
路地を奥に進むと、広場が現われ、見上げると花のお出迎え
(花の部分にグラフィックシートを使用し四季を演出)
BEFORE
外観に華やかさを持たせたい。
例えば、手摺のパネル部分を活用して花の演出ができ
ないか、オーニングを変えてカフェのような演出がで
きないか、など考えた。
AFTER
壁をジョリパッドで石目調に塗り替え、オーニングテントを付けてヨーロッパの様な外観に。
ベランダの手すりにもカラーを入れて、グリーンやフラワーのグラフィックを貼って楽しげに明るくリニューアル。
BEFORE
AFTER
窓にはアイアンの面格子、扉やポストをお洒落に、植栽は石で囲んで、メーターボックスの様な雑々したものを看板で隠
して。
BEFORE
アスファルトだけの地面が目立つので、華やかにチェンジさせたいと考えた。
AFTER
スタンプコンクリートで床の色や模様を変えることによって、何処へ向かえば良いかが自然と分かる様に。
結果
患者さんもスタッフさんも明るくなったと喜んでいます。色彩、ポスト、アイアンなどの少しの工夫で、ときめく外観・アプローチが表現できました。
施工年 | 2020年9月 |
種別 | 病院 |
業務内容 | 外装リニューアルデザイン |
所在地 | 神奈川県相模原市 |