こんにちは。
戸倉蓉子です。
賃貸マンションに個性を!というお話をさせていただきます。
さて、2030年には空き家率が30%になるとの報告があります。
そんな時代に勝ち残れる賃貸マンションの経営をなさっているでしょうか?
空室対策というのは空室になってから何かしなくては。。。
では遅く、満室の時から時代の流れや変化を予測して入居者さんに喜ばれるものになっているか、常に入居者目線でご自分のマンションを観察することが大事です。
私はこれからの時代、賃貸マンションの形が大きく変わると予測しています。
いわゆるワンルームの味気ない賃貸から様々な形の賃貸に枝分かれして、住まい手が自分のライフスタイルにあったものを選ぶ時代になると思います。
たとえば一つはシェアハウスタイプ。
シェアハウスも、はじめは家賃が安いからとか給与に対しての家賃を抑えるために、スタートした感はありますが、今やそういう時代ではありません。
きちんとしたマンションの個室を借りれる給料を取っていても、シェアハウスを好んで住んでいる人が何と多いことか。
しかも寂しい感じではなくてとってもお洒落!
その代表格は巣鴨にあるRYOZAN PARKです。
ミラノサローネのようなロビーのしつらえや共用部分にはジムスペースもあり、お風呂やトイレは共同ながら、和気アイアイの雰囲気を感じます。
実際にイベントやダイニングキッチンに行けば誰かいるという、人恋しい時にはそれなりに人と交わり、一人になりたい時は自分の部屋にいればいい。
というスタイルはこれからますます進化しそうです。
現代は車も洋服もシェアする時代!
シェアする家という姿は賃貸の白い寂しげなワンルームの形を大きく変えることでしょう。
もう一つはテーマ型の賃貸です。
自分の価値観と合う人達と暮らす。
それは、ワイン好きだったり、宝塚好きだったり、スポーツカー好きや音楽好きや・・。
もしかしたらシングルマザーだけとか、今後はいろいろ考えられます。
そうなるとマーケットは絞られますが、その〇〇好きの人たちの為だけに徹底したデザインを施せばよいので、方向性がわかりやすくなります。
そしてそれを常に常に徹底すればその人達が口コミで仲間を呼んでくれますから、年度末に空くこともなく安定経営ができます。
今回築20年になるアパートをワイン好きのマンションというテーマでリノベーションしてみました。
以前は昔ながらの2DKで6畳の和室と6畳の洋室の部屋でしたが、それをぶちぬいてワンルームにし、ワインのボトルを型どった収納をつくりました。
トイレや洗面もワイナリーのイメージでリメイク!
こんな賃貸マンションならワインが美味しくいただけそうですね。