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マンションデザインの作り方・都会でアートと住まう

渋谷・道玄坂にオーナーは土地を仕入れました。

眠らない街・渋谷。

"都会で暮らす人々に求められる コンセプトマンションを作りたい"

そんな要望を頂きました。

世田谷付近に比べ 回転率が高いことが予測されました。
しかも、マンションの完成予定は 賃貸には欠かせない3月を過ぎることが確実。

都会的でインパクトがあり 入居の旬に関係なくすぐ埋まる。

そんなマンションが必要でした。

 

アートと住まうマンション

都市型マンションにおいて大切なポイントは、プライバシーを守りながらも住まい手と空間との間に、言葉の要らないコミュニケーションがあること。

ミラノの中心部にはドオモ(大聖堂)とスカラ座を結ぶガレリアというアーケードが あります。

ガレリアとはギャラリーのこと。

ブランドのショップやカフェ。
それらがひとつひとつアートのように並ぶガレリア。

都会でありながら日々の楽しさがそこにある。

そんなガレリアを歩きながら、部屋にたどりつけたら毎日がトキメクものになるはず。

そして、生まれたコンセプトが「アートと住まうマンション」

渋谷の喧騒を離れ自分に戻る場所。

 

"Palazzo Galleria"(パラッツォ ガレリア)

と館の名前が決まりました。

 

イタリア語で【ギャラリーのような館】

という意味です。

エントランスからEVホール、部屋までのアーティスティックな演出

・外観

「アートと住まうマンション」というコンセプトを踏襲し、モダンでスタイリッシュな外観をデザインしました。
色彩構成はイタリアンレッドを取り入れモノトーンの構成。

形にもひと工夫、外階段を階段らしく見せないように、特注のアイアンで植物の根から天井へ 、生命力をイメージしデザインしました。

・植栽計画

エントランスへ続く両脇の花壇には色とりどりの植物を植えました。
夜は花壇に差し込んだスポット照明で植栽を照らし、ガレリアを演出します。

植物と照明が建物の魅力を更に引き立てる役者たち。

・エントランス計画

エントランスの扉を開けるとそこはライブラリー空間。
エントランスの照明は全体的に照度(明るさ)を抑え、アートを飾る箇所にスポットライトを当てることで空間全体に重厚感を演出。
洋書やオブジェを飾る棚には、棚の後ろに間接照明を仕込み、オブジェが浮かび上がる演出を施しました。

飾るオブジェは、イタリアから取り寄せた絵画や一点一点海外で選んだものです。

エントランスホール中央に君臨するアートは、ガラスアーティストに依頼し、この世で1つだけの、マンションの為のオリジナル作品を作って頂きました。

「水と炎」をテーマに、マンションのテーマカラーである赤を引き立て、流動的で存在感のあるオブジェに仕上げました。

・共用部計画

各フロアの廊下は、モダン・クラシック・ナチュラル・ジャパニーズ・ポップ・・・と壁紙で表現しました。
壁のアクセントの1色を持ってきて、色味を揃えることで、賑やかで調和のとれた空間になります。

各階の扉が開いた瞬間、全くの別世界がそこに広がるエレベータホールになりました。

・インテリア計画

インテリアは4タイプの間取りにちなみ、モダン、エレガント、ナチュラル、ポップをご用意。

間取りも仕上げも違う部屋で、自分だけのスタイルに。

各部屋にはアートに触れられるよう、ピクチャーレールを設置。

スポットライトも絵画に光が当てられるよう配置しています。

・色彩計画

床・壁・天井だけでなく、キッチン・洗面台の面材や建具の色も変え、それぞれ違った雰囲気を演出しました。

住む人の好みによって選べる間取りと室内デザイン。

自分らしい家具との組み合わせによって、暮らし方が広がります。

賃貸マンションに入居者が多い3月を過ぎての引き渡しでしたが、入居募集開始後 約1ヵ月で90%が決まりました。

そして、新聞にも取り上げられるほど話題のマンションになりました。

エントランスに置かれた様々な置物が、帰ってくる人を優しく迎えます。

アートが人の心に潤いを与えてくれるように、"パラッツォ ガレリア" は入居者の毎日を潤す存在になりました。

周辺家賃の1.5倍でも満室

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都会でアートと住まう

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