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患者さんが自力でトイレに行こうという気持ちは リハビリにつながります。
トイレは十分な広さの確保や利用者の視点を考えることが重要です。
その上で滑りにくい素材、色彩、照明、清潔であること
採尿袋が露出しない配慮など
限られた空間ながらも、生き届いた「おもてなし」が最も重視されるスペースです。
トイレの満足度は集客・リピーター度に比例する
リハビリの患者さんが来院するため、トイレを作るときに最優先されたのは機能性でした。
使いやすく、清潔感を保ちやすいこと。
億劫がらずに通えるようなトイレである条件を満たし、その上でデザインの力を借りて、患者さんに感動を与えられる場所にしました。
リハビリルームに隣接するトイレは、車椅子でも入れる広さのあるニューヨークスタイルに。
必須の手すりは敢えて赤くすることで、デザインのポイントと実用性を持たせました。
待合室のトイレは、上品なヨーロッパのホテルがコンセプトです。
「ここに来たら必ずトイレに行きます」と、トイレを楽しみにする患者さんの声が増えました。
(鈴木慶やすらぎクリニックその他)