矢吹町の特産品「トマト」をモチーフにしたオブジェ
課題
今回、福島県矢吹町からの依頼により、当初は新複合施設のオブジェのデザインだけだったが、そこから派生して、女性の感性を取り入れ、よりワクワク、人が集まる施設にするべく、色彩計画、家具計画、サイン計画に参画させていただいた。
座れる野菜モチーフのオブジェ
オブジェは、地元高校生とワークショップを経て、今をときめくアーティスト小林真理江氏が監修・製作した。正面入り口には町の特産物をモチーフとした大きなハート・トマト。南側の回廊には、やはり町の特産物である、茄子・リンゴ・とうもろこし・かぼちゃ・きゅうりがゴロゴロと遊ぶ。
コンセプト
KOKOTTO(ココット)は、「公民館」、「図書館」、「観光交流」、「子育て支援」の4つの機能が融合した施設。
町民、特に若者や学生が来たいと思うような場所、高齢者がより元気に活動できるような場所、子育て支援ができるような場所をデザインでより活性化することを目指した。
具体策
福島の木材を使った設計案に対して、より洗練され、リピートして来館したくなるようなトキメキを込める。
オブジェ・サイン・インテリアデザインは世界的なSDGsの色合いを東北の色に一度変換して、矢吹17 色を日本の伝統色で構成して取り入れた。何気ない色合いに2030年までに達成する努力目標達成に願いを込め世界の平和と矢吹町の平和、豊かさ、繁栄を祈念してデザイン。
子育て支援コーナー・図書館子供コーナー・子供用トイレなど、大人が見ても楽しめる要素を取り入れた。
図書館閉館後も使えるスペースで思い思いの過ごし方
矢羽根模様が映える屋台蔵
キッズのためのプレイルームは楽しくなる柄で
おしゃべりしたり、のんびりしたり様々なコーナー
お気に入りの椅子で勉強できる大テーブル
複合施設kokotto の目玉は図書館。大空間に木と色彩で楽しく。
お洒落なアクセントカラーを所々に入れた書架
絵本の読みかせができるコーナーはカラフルに
木のモチーフと色彩のコーディネートを施して
キッズエリアは楽しめる丸いコーナー
ティーンズにも図書館好きになって欲しいティーンズコーナー
お籠りのプライベートブースも元気になる色で
目を引く形のソファは大人っぽいカラーで
大人エリアには渋めカラフルなゆったり椅子を
子供も大人も楽しくなるトイレ
男・女・子供トイレ サインもわかりやすく
ワクワクするキッズトイレ
男子トイレもお洒落に
キッズトイレのサインは遊び心で
女子トイレは顔写りが良いベビーピンク
元気が出る多目的トイレ
結果
町の人から、「矢吹町ではないみたい」という声を頂いたり、図書館の利用時間を延長するなど、喜ばれています。
竣工年 | 2020年10月 |
種別 | 複合施設 |
業務内容 | インテリアデザイン・サインデザイン |
所在地 | 福島県西白河郡矢吹町 |